純愛♡ごっこ
 

「は?オマエ、俺をナメてんのか!?」


シンは、暴れ出した。

手当たり次第に物を掴んで投げ、テーブルを蹴り飛ばした。


暴力は奮われなかったけど、怖さで下腹がキューッと痛んだ。


ベランダのガラス戸が、大きな音を立てて割れる。

冷たい風が吹き込んで来る。



─ もぉ、イヤだ‥



まるで、癇癪を起こした聞き分けの無い子供みたいな彼を、あたしは悲しいキモチで見ていた。



─ もぉ、イイ!



「したかったら、すきにすればイイやん!」


あたしは、叫んだ。


 
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