純愛♡ごっこ
 

夜、帰宅したシンと、借金のことで話し合った。


話し合いと言うよりは、隠し事がバレて開き直った彼が、一方的に怒鳴っていただけ。


耳まで真っ赤にしながら怒鳴っている男を、あたしは、まるで遠くから眺めているような感覚で見ていて‥。



変な顔‥


怒りを露わにした人間の顔って、醜いんやな‥



怒鳴られながら、そんなことを考えている自分に気付いた。



「オマエとおったらイライラするわ!!」


散々、怒鳴り散らした後、シンはひとりで出掛けて行った。


深夜、彼が帰って来た物音で目覚めたけど、あたしは気付かないフリで、また眠りに落ちた。


 
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