純愛♡ごっこ
 

「サイテーやな‥。中坊じゃあるまいし‥。」


非難しながらも、あたしは興味津々で彼らを見ていた。


「ユーナもするか?」


仲間のひとりが訊いたけど、あたしに参加する気なんて無い。

けれど、その場を離れる気も無かった。


バカな遊びをする彼らを、ただ見学したかっただけ。


「あんたら、キモいねん。あほちゃうか。ヤメたら?」


言葉では止めてみたものの、彼らの愚行から目が離せない。



─ どんな幻覚、見るんやろ?



恐さと好奇心が入り混じった、変な心境だった。


 
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