運命の、その場所で
「失礼しました…。」
職員室を彼と一緒に出て靴箱へ向かう…
外はさっきより一段と暗くなっていた。
「何処?」
「え?」
唐突過ぎるその質問に、私は何も答えれなかった
「家…。」
「いえ?なんで?」
足を止める。
そんな私を振り返って見る彼。
「暗いから送る。」
「いいよ…別に。」
また歩き出すと靴箱についた。
彼は7組の靴箱の所で靴を履き替えていた
7組なんだ…
それを確認すると、私も靴を履き替えるために4組の靴箱へ行く。
靴を履いて、玄関を出ると風がピューって吹いてすっごく寒い。