運命の、その場所で
一度も私のことなんか見ないで坦々と話すヒカルの横で私は泣きそうになった。
ナチの優しさ
ヒカルの優しさ…
こんなにも私は幸せなのに…
「幸せに鈍感になるのは一番ダメだ。」
私は逃げ道ばかりを探してしまうの。
"もしも"もばっかり考えちゃって…
恋はマイナス思考になるってなにかの小説に書いてあったな。
私は今、その小説の主人公と同じなんだ…
ナチは笑いながら私たちの前に立った。
「何処行ったのかと思った~。」
「お前がどっか行くからだろ?」
ナチとヒカルの会話の中で今日は笑えない。
だって、ヒカルの言うとおりナチの制服にボタンがない。