運命の、その場所で
「なんで…公園に来たの?」
私は振り返り、彼の顔をみた。
「…帰り道だから。」
冷静に…そう言うと、彼はハハって笑う。
「嘘だね~。」
「嘘じゃないよ。」
「いっつも公園なんて素通りだったのに。」
「え?」
いつも?
いつもって…じゃー、あなたはいつも公園にいたの?
「勉強すすんでる?いっつも大変だね~。
図書室で勉強したり…予備校行ったり…」
なんで知ってんの?
「そんなに大学に行きたいの?」
なんで私の行動しってんの?
「毎日楽しい?」