運命の、その場所で

「だったら~、言えよ!」

「なんか…なんでこんなカタチで言わなきゃいけないの?」

「はぁ?!…んでよそれ~。」

呆れた~って顔して、そんな顔を私はおもいっきり笑った。

「ハハハ!」



「ま、いっか…そんだけ笑ってくれれば。」

私の笑ってる顔を見てそう言い、自分のマフラーを私の首に巻いてくれた。


「え?」


彼の香りが、また私を包んで…自然に顔が真っ赤になってしまう。



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