寂しがりやの猫
社長
次の日から 何故か社長と二人きりになる機会が多くなった。
今まで通りに仕事しているのに、気がつくと事務所に社長と二人。
社員は 10人も居ないので、今までもよくもう一人の事務の女の子と二人になることが多かったが、社長がその子に外出の用事を頼むことが多くなった。
「中河原さん」
金曜日の夕方。
また二人きりになっていた。
「あ、はい」
立ち上がって社長の元に行く。
「今日は イタリアンどうかな?ピザの旨い店があるんだ」
「あ…はい…」
金曜日の夜は いつも田村と部屋でゆっくり過ごすことに決めていた。
けれど 同世代の社長と過ごす時間も、私自身嫌いでは無かった。
実際、あの後 二度ほど食事に誘われたが、本当に食事だけで、社長は 色々な興味深い話を聞かせてくれた。
「あ、何か予定あったかな?もしかしてデート?」
「あ、いえ。大丈夫です!ピザ大好きなんです。楽しみにしています」
私は 頭を下げ、席に戻った。
今まで通りに仕事しているのに、気がつくと事務所に社長と二人。
社員は 10人も居ないので、今までもよくもう一人の事務の女の子と二人になることが多かったが、社長がその子に外出の用事を頼むことが多くなった。
「中河原さん」
金曜日の夕方。
また二人きりになっていた。
「あ、はい」
立ち上がって社長の元に行く。
「今日は イタリアンどうかな?ピザの旨い店があるんだ」
「あ…はい…」
金曜日の夜は いつも田村と部屋でゆっくり過ごすことに決めていた。
けれど 同世代の社長と過ごす時間も、私自身嫌いでは無かった。
実際、あの後 二度ほど食事に誘われたが、本当に食事だけで、社長は 色々な興味深い話を聞かせてくれた。
「あ、何か予定あったかな?もしかしてデート?」
「あ、いえ。大丈夫です!ピザ大好きなんです。楽しみにしています」
私は 頭を下げ、席に戻った。