寂しがりやの猫
「それは そうなんですけど」

「逢わせてよ」

「え!」

「どうしても そいつに逢って 俺より中河原さんに相応しいところを見ないと 納得いかない。

俺の人生を否定されてる気がする」


断れない雰囲気に 私は つい 頷いてしまった。

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