寂しがりやの猫
とぼとぼと歩きながら、自分で何をやってるんだろう、と情けない気持ちになる。

今までの経験なんて、何の役にも立ちやしない。

知らないうちに 自分から田村を遠ざけるようなことをしてしまった。


外灯を避けるように 泣きながら歩いた。

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