寂しがりやの猫
「中河原さん、あの」

市川が まだ席に戻らずに私のところに来た。

「何」

「旅行、行くんですよね」

「ああ、うん」


「写真… 一緒に撮って下さいね」

私は、いきなり可愛いことを言われて 吹き出してしまった。

「もちろん。なんなら脱ごうか」

「キャハハ! やだー 中河原さんたら」

結城と村野が大笑いする。


市川も 笑っていたが、田村は ムッとしたままだった。


何なのよ…

なんだか 腹が立つのを通りこして 辛くなって来た。

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