不運平凡少女が目立つ幼なじみに恋をした。
「それでいいのかよ。っていうか、お前彼女いるのに心に絡むなよ!」
「煩いなぁ関係ないだろ。俺と心ちゃんは友達だから別に絡んでもいいだろウゼーな。俺戻るから。」
感に障ったのか、尾花さんは早歩きで戻っていってしまった。私はジト目で理来を見る。
「なんだよ。」
「尾花さんの冗談に簡単にひっかかる理来も悪いよ。それに、私と尾花さんはただの友達だから理来が気にするような事一つもない。」
「は!?せっかく人が心配してきてやったのになんだよその言い方!」
「誰も頼んでない!なんか理来、しつこいよ!」
「...。」
あ、言いすぎちゃったかも。そう思った時には遅かった。理来は「そーかよ悪かったな。」と言い私に背を向けて歩いていってしまう。「あ、まっ、」待ってと言おうとしたときだった。
がし、と誰かに腕を掴まれる。
「...。」
驚いて振り向けば、そこには女子生徒3人がいた。見たところ、上級生だ。
「ちょっと来いよ。」
低い声音で言われ、強く腕を引かれる。理来はもう行ってしまっていない。...どうしよう。ここで逆らえばきっと酷い目にあわされるに違いない。私はこくこくと頷き大人しくついていくことにした。