恋する24時
何が違うのか
って、言葉には表せなくて
頭の中濃い霧がかかってるみたく
重くて、落ち着かない。
「……」
こう言うの
全部まとめて
解ってくれてる人だって
ずっと思ってたから。
どうしちゃったんだろう?
最近仕事、忙しいからかな?
アタシのココロ
何が何だか分からなくて
混乱してる。
やっと見つけた
アタシをわかってくれる人
なのに……。
「今日は、ドコに行こうとしていたの?」
「ん? 川辺でのんびり寝そべって、青空の下でここのサンドイッチ食べたかったかなぁって……」
あっ☆ うん
それ好きかも。
「嬉しい、ありがとう」
こうやって雨の中で
食べるのも大好きだけど。
「えっ?」
驚く、聖人くんの顔が
可愛いい。
「聖人くんの気持ちが、嬉しかったの」
「……」
アタシの言葉に
照れて横を向く仕草も可愛くて
「……」
アタシは
ムクムクと
その頬に触れたくなった。
「そろそろ、ウチに行く?」
小さな合図
受信した彼が
甘い笑顔で目を細める。
「うん、行こう」