恋する24時

 気が付くと、朝だった――





 暖かい……。





「……」





 私の部屋のベッドの上

 隣には

 真間さんが私を抱きしめたまま

 寝息をたてている。



 きれいな寝顔に

 つい、見とれてしまう。





「……」





 私の、彼なんだよね?



 何ヶ月も付き合っているのに

 まだ自覚がなかった。



 けれど……





「……」





 昨日、真間さんとひとつになれた。



 途中からの記憶がないけれど



 でも



 記憶が途絶えるまでのことが

 頭の中で次々とフラッシュバックされ



 顔がどんどん熱くなる。





「……っ」





 うわぁ~……



 このままどこかへ消えてしまいたい。





「……」





 恥ずかしくて

 頭までかぶるように

 布団の中にもぐった。



 不意に

 私を抱きしめていた腕に力が入る。





 えっ!?





 もぐった身体ごと

 引き寄せられて

 気付いたら、真間さんの胸の中。





「ま、真間さん!?」





 ど、どんな顔すればいいのか

 わからない。



 頭の中に

 昨日の真間さんが

 フラッシュバックしていて

 顔はどんどん熱くなるばかり。





「おはよう」





 あっ……。



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