恋する24時

 ふんわりとした

 いつもの笑顔が

 少しだけ照れたように赤い。





「……お、おはよう、ございます」





 脳裏に昨日の彼が

 フラッシュバックして……



 顔がどんどん熱くなる。



 き、昨日の真間さんと

 全然違う……。





「体、平気?」



「は、はぃ……」





 寝起きの声

 少しかすれて低い。



 うわぁ~…

 なんで?



 胸がドキドキしてきた。





 えっ!?





「ま、真間さん!?」





 気付いたら、彼の胸の中に

 ギュウッ、と抱きしめられていて





「もう、名前で呼んでくれないの?」





 ドキンッ☆





 と、耳元で

 そう囁かれたから……





「……っ」





 また、胸が苦しくなる。




 私、いつの間に

 こんなに……。





「……」





 あ、れ?



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