17歳になった今、私は希望が見付けられなかった
ある日の夜
父が大きな荷物を持って車に乗り込んでいた。
私は母に聞いた。
「ねぇ…お父さんどこ行くの?ねぇね達は行かないの?」
すると、母は何も言わずに私の頭をポンポンとたたいて
「ほら、しばらくお父さんに会えないからさようなら言って?」
私は母の言っている意味がよく分からなくて
でも、父と離れて暮らす事になるのは分かって
「やだよっ!お父さんとばいばいしたくないよぅ」
と泣き叫んだ