* 俺様な先輩 *
そんなこと、思ってる時点で
もうあたしは弱いんだよね…
ごめんなさい、先輩。
いつかあたしのせいで
先輩に迷惑かけてしまうかもしれません…
「じゃあな」
「送ってくれてありがとうございました!」
「放課後教室で待ってろよ」
「はいっ」
先輩は、いつも私の教室まで
送ってくれる。
そうゆうとこ、優しいんだよな〜。
先輩が見えなくなるまで見送った。
先輩の背中を見つめたまま
歩く姿もかっこいいと思ってしまった。