種類別

「せん・・っせいはぁ・・いいんですかぁ？」

「うん、いいよ」

「なんで・・・っ？」


「俺は優亜の事ずっと見てるからわかるんだ」

先生はこの上なく優しい声で私に語りかけてきた。

まるで子守唄のようだった。


「俺より好きなものがあっていいんだよ」


「だって、優亜はまだ高校生だから」


「好きなものを一つに絞るのは大人になってからでいい」


「俺はずっと優亜が好きだから」