同居、始めました!
お坊さんが説明を始めている。
わたし達が並んでいる間に定員でいっぱいになったみたい。
後ろにはたくさんの人たちが並んでいる。
「あもう少しだぞ」
稜君がスマホを取り出して時間を確認してくれる。
もうすぐ新しい年。
わたし達は大学生になって、航ちゃんは結婚する。
お互い別々に進むんだ。
そうなったら、わたしはどうしたらいいんだろう?
航ちゃんは当然千鶴さんと暮らすし、
そうなってまで一緒には暮らせないよね。
「雛」
周りがカウントダウンを始めているところに稜君が
少し大きな声でわたしの名前を呼んだ。
「高校卒業したら俺と暮らさないか?」