†蝶龍†―2―

見張りは2人。



「龍、俺は右、お前は左だ。一発で仕留めろ」


コクと龍が頷いたのを確認したあげはは、気配を消して後ろに回り込み、首に手刀を打ち込んだ。


見張りのそいつは、何かを言う前に気を失った。龍の方も、叫ぼうとした瞬間に、蹴りを入れたみたいで、地面に倒れていた。


ニッと笑って私に向かってピースをする龍が無邪気で、年相応に見えた。


ふっと笑って倉庫の扉を勢いよく開け放った。



いきなりの事で驚いたのか、大半が目を丸くしてこちらを凝視していた。


すっと目を細めて今ここに何人居るのか確認する。


4、6、8、10・・・・・・・


大体50人か。


「お前ら、ここがどこだか知ってて来たのか?」


あら、この声は



「天龍の虎獣か」



未来ね。


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