Pumpkin pudding wars
「雹、氷柱、極寒の弾幕」

魔法使い少年の氷の魔法が、龍太郎目掛けて降り注ぐ。

浴びれば低温と雹や氷柱の鋭利さで大きなダメージを受ける事は間違いない。

当然回避しようとする龍太郎だが。

「うっ?」

その足が、体が、まるで縫い付けられたように動かなくなる。

言い知れぬ悪寒に振り向くと。

「タンゲリュウタロウ…ユルスマジ…」

なんか普段から顔半分崩れている人…いや亡霊が、更に怖い顔をして龍太郎を金縛りにしていた。

「おぎゃあぁああぁあぁっ!小岩井さんっ!」

怖いもの知らずの龍太郎も、心霊関係だけは怖い。

顔面蒼白で絶叫する。

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