Vrai Amour~美空の場合~
「美空」

先生は私の名を呼ぶと、赤信号でゆっくりと車を停止させた。

「・・・そんなに欲しいの?」

「えっ」

気がつけば先生はハンドルを右手で握ったまま、左手を私の太ももに這わせた。

「そんなに僕のこと見つめて・・・さっきのじゃ足りなかった?」

すっと先生の手が動くとコートがめくれ、スカートの裾が持ちあがった。

「・・・えっ・・やっ・・・先生」

慌ててその手を掴むと、ようやく先生が私のほうを見る。

「大丈夫、あとでいっぱいしてあげるから」

ふふっと笑う先生はやっぱり泣いていない。

「・・・あ、あとで・・・って」

「あれ?僕を一人で帰すつもり?今日は金曜日だよ?明日は学校も休みだ」

「そ、それって・・・」
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