Vrai Amour~美空の場合~
消え入りそうな声で必死にそう主張する。

だって、今の先生はなんだか今にも消えてしまいそうで、とても一人にはしておけなかった。



「そうか、ありがとう」




信号が青に変わると先生はちゅっと軽いキスをして、私の頭を優しく撫でて笑った。

その笑顔に少しだけ安心する。

先生は緩やかに車を発進させ、再び私の手をぎゅっと握ってくれた。
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