極上★獄女~fight1~

次の日の朝いつもどおりの車内に安心する真理亜

昨日悟にもらったうさぎのストラップを携帯にしてきた

真理亜はストラップをいじりながら顔がほころんでしまう

(桜元気にしてるかな?)

悟はそれをみて
『つけてくれたんですね』
と照れくさそうに真理亜にいう

真理亜は少しムキになって
『べっ、べつに気に入ったわけじゃねぇーし。ただなにもついてなかったからつけただけだし。』
と言い訳をした

悟はそれがおかしくてクスクス笑った

そして学校につくとまだあまり日にちがたっていないのにも関わらずかなりの装飾がほどこされていた

『本当、すげぇな。さすがセレブ高校』
と澪のまま言うと悟はニヤッとして
『お嬢様?』
と意地悪く微笑む

それはここはもう学校だぜ?といっているようだった


真理亜そうだったな。という笑みを浮かべ
『いってきますわ。』
と学校内に入っていった



学校にはいると朝礼だけしてあとは各自持ち場につくようにとしか言われなかった

真理亜は衣裳もできているしあとは肝心のcafemenu作りだな!

と思い足早に調理室にむかった



着くと調理室にはなぜか女子生徒の人だかりができていた

なんだ?と思って気になって入ろうとすると女子生徒が全員真理亜を見て
『真理亜様よ!』
『麗しいわ!』
ときゃーキャー騒ぎ始めてしまった

そこで真理亜は女子生徒がむらがっていた人の姿を見て驚いた

『しゅ、新巻…くん』
自分に一目惚れされていることを昨日しったばかりの真理亜は固まってしまった

なんで調理室に修二がいるんだよ!

そう考えを巡らせてると顔を少し赤らめて照れながら
『真理亜さん…あの、その、なななにしに?』
としどろもどろになっている姿を調理室のドアからひっそりと後藤が覗いて頑張れ修二さん!!と応援している


真理亜はそこで後藤がやっていたことは独断的なものだったのだし新巻修二とは関係ないことだ。
フツーに接すれば問題ない。
と思い新巻に
『何を作っているのですか?』
と聞く

すると少しはにかんで
『ケーキです。』
と新巻はいった

真理亜は元暴走族遭裏朱のリーダーシップがケーキ作り!?と思い思わず吹いてしまった

ま、まずっ!
と思い真理亜は必死に言い訳をした
『ごめんなさい。新巻くんスポーツ系のイメージがあるからなんかおかしくて…』

それを聞いていた周りの女子生徒が
『新巻くんの作ったケーキ美味しいんですよ。』
と言う


それをきき真理亜は
『へぇ、食べるのが楽しみですわ。』
と言った

すると新巻は嬉しそうに
『ありがとうございます!!真理亜さん!!』
と大きな声で言った


調理室には結局真理亜がする事がなくそのまま調理室をあとにした


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