脳 内 チ ョ コ レ ー ト ~チョコレートのように甘くスウィートに~


「「「篤人先輩~っ」」」


近づくにつれて黄色い声は大きくなっていく。


篤人先輩、とやらまで後少し。


そんな時に私は心臓をわしづかみにされた感覚に捕われる。


「…っ」


みずきが私の異変に気づき歩みを止める。


「莉子?どうしたの?」


みずきは不安そうに尋ねて来る。

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