悪女の恋〜偽りの結婚〜
「孝司さん……」


「ん?」


「本当にここからやり直すんですか?」


「そうだよ。俺達、色々間違えちゃったからね」


「だったら、結婚式も?」


 結衣は俺の腕の中で、目をキラキラさせてそう言った。


「それはまあ……、もし結衣がアレを役所に出したなら、してもいい、かな」


「あ……」


「どうした?」


「もう一度もらって来てください。あの紙」


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