仕事上手(?)で恋愛下手(!)
「えぇと、『視覚』、『味覚』、『触角』、
『聴覚』、『嗅覚』ですよね。」

「正解。」

っと余裕の表情で先生は言った。

「じゃあさ、花菜。五感のうちの
一つの感覚を失うとどうなると思う。」

っとダイニングテーブルにシャンパングラスを
置いて、私の方にじりじりと寄りながら
先生が言った。

(なんだろ…?)

先生の言葉と行動にはどういう意図が
あるんだろうかなんて考えながらも
質問に答える自分がいた。

「確か…。
一つの感覚を失うと他の感覚が
発達しましたよね。
例えば、視覚障害がある方は身を守るために
耳が他の人よりも良く聞こえたり、
匂いも感じたり。」

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