仕事上手(?)で恋愛下手(!)
「もちろん。好きだよ。
むしろ大好きなんだけど…、

でも、陽希君と一緒にいても
大和先生のことを頭の片隅でいつも考えてる
自分に気が付いちゃったの。

ドクターってあり得ない位の激務じゃない?

私なんかと別に会えなくたって構わないけど
体調崩してないかな?とかさ。
色々考えちゃうのよ。

まさか、こんな気持ちのまま
何もなかったことにして、陽希君と付き合なんて
自分がすごくズルイくも思えてさ…。」

っとお猪口のお酒をぐいっと喉の奥に流し込んだ。

「なんか、なんかさ、
花菜らしいよ。
ヘンなとこ真面目で、でも優しいから
決められないのね。

良いんじゃない。
花菜のペースで決めたら良いよ。

慌てて決めたり、二人から去るとか
そういうことしなくても良いんじゃない。

迷ってる花菜を含めて全部
花菜の魅力だと、あたしは思うよ。」

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