仕事上手(?)で恋愛下手(!)
なんだか地に足が着いてないんじゃないかと
思うほどにソワソワと落ち着かない私とは
対照的に陽希君は冷静に私を車まで
エスコートしてくれた。

「花菜さんを時間内に、安全に空港まで
送り届けるから。」

とエンジンをかけて、ハンドルを握りながら
私の方を向いてニコッと微笑った。

「よ、よろしくお願いします。」

っと私は少し緊張した感じで言った。

車が少し走って、高速に乗る頃には
私の緊張も徐々に解け、
疑問に思ったことを聞けるほどになっていた。

「陽希君、今日のことはどういうことだったの?」

「えっっと、まぁ奈南さんのお陰…、の一言に
尽きるかな…。」

ちょっと考えて陽希君はそう言った。

きっと奈南が答えを出さずに出国する私を
不憫に思ってこんな機会を作ってくれたのだと
心の中で感謝の気持ちを抱いた。

(奈南、ありがと!!!)
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