仕事上手(?)で恋愛下手(!)
「花菜さんちは二部屋と
台所なんですね。広いなぁ。」

高羽さんが居間を見渡しながら言った。

私はコーヒーが入ったマグカップを
テーブルに置きながら、

「あんまり見ないで下さい!
所々汚いですから!!」

視界を遮るように前に立った。

「そうだなぁ。
後で違う部屋も見せてくれたら
あんまり見ないようにする。」

高羽さんがからかうような感じで
言った。

「分かりました。
でも寝室だから面白くないですよ。」

っと見せる約束をしてしまった。

「花菜さんて真面目だよね。」

コーヒーを飲みながら高羽さんが
呟くように言った。
その視線は本棚にあった。

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