仕事上手(?)で恋愛下手(!)
「ごっ、ごめんなさい。」

情けないやら恥ずかしいやらで
すぐに離れて、居間の電気を点けると

「そんなに急いで離れなくても
良かったのに。
花菜さんてそういうとこ可愛いよね。」

冗談なのか本気なのか分からないけど
高羽さんはニコッと微笑って言った。

「やっぱり冬はお仕事忙しく
なるんですか?」

お湯を沸かしてコーヒーを入れる間
居間のソファに座ってもらった。

私は自分とは違う職種の仕事内容に
興味津々だった。

「うん。やっぱり冬は多いね。
火事も増えるし。火を消すのは
良いんだけどその後に書く書類が
ハンパじゃいないから
火事は大変なんだよね。」

苦笑いしながら言った
高羽さんの横顔は今までで一番
素敵に見えた。

やっぱり好きな仕事を語る横顔は
カッコ良い。

< 55 / 365 >

この作品をシェア

pagetop