仕事上手(?)で恋愛下手(!)
大和先生や柏木との問診中も
ところどころあれっと思う場面が多々あり、
同じ話を何度も繰り返したり、
家族の名前がなかなか出てこないなんていうこともあった。
何とか自身の兄弟の名前があがり
緊急連絡先の確保がやっと出来たような状況であった。

何とか2人のフォローがあって診察も無事に
終わって、また支払いのために待ち合いに戻ろうかと絢子さんの
手を取って立ち上がろうとした時、

大和先生に呼びとめられた。
絢子さんを柏木に託して、大和先生の側へ寄った。

「心療内科の紹介状いつでも書くから。
必要になったら言って。」


ポンポンと肩を叩いて大和先生はそれだけ言った。

私は待ち合い室に戻り、柏木と絢子さんを探した。
すると、柏木が絢子さんを残し、
私のところへ寄ってきた。

「整形の診察室から待ち合いまで戻れなかったぞ。
ちょっと、ヤバいんじゃないか。」

っとそれだけ言って戻って行った。

(自体は私の予想を超えたか…。)
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