同居人の秘密~瞳の魔法に魅せられて~
「どなただったの?」


 そう聞いた夏姉に、私は結衣さんから預かった包みを見せた。


「これを陸に渡してほしいって……」


「え? と言う事は、もしかして陸さんの……」


「そういう事」


「今日って、陸さんの誕生日なのかしら……」


「あ、そうなのかも」


 二人してハアーとため息をついてしまった。


「こんな物、捨てちゃおうっかな!」


「ちょっと、秋……」


「冗談よ。彼女さん、寝ずにこれを仕上げたらしいの。たぶん手編みのセーターだと思う。彼女さんって、本気で陸の事が好きみたい。遊びの関係だと思ってたから、正直ショック受けちゃった」


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