ブラウン管の中の彼女



「ちゃんと食べて寝なきゃだめだよ!!
体の具合が悪くなってからじゃ遅いよ!!熱は…」

実早ちゃんのおでこに手を伸ばす。


「きゃあ――!!祐ちゃんのえっち!!」


実早ちゃんは僕を突き飛ばして慌てて家から出ていった。


もちろん香川さんも一緒に…。


取り残された僕はというと…。


「何なんだ…?」


イマイチ状況が把握出来なくてリビングに立ち尽くしていた。


とりあえず、実早ちゃんの元気もでたみたいしだし、まあいっか…。


実早ちゃんに振り回される日々はまだまだ続きそうです。


< 22 / 280 >

この作品をシェア

pagetop