さよなら青春日記
感情
僕は彼女を愛してる。




そう、
愛してる。




「ご飯できたよ」




ベットに横たわる彼女に声をかけると
彼女は小さく返事をして
のっそりと起き上がる。




「今日はクリームシチューだよ」



器にシチューをよそいながら言うと



「一昨日はカレーライスだった」



と彼女が言うものだから
自分の料理のレパートリーの少なさに
少しだけ肩を落とした。



「シチューもすきだよ」



机に器を運ぶと
そう言ってぎこちなく口元に指を持っていった。
嘘を着くときの癖がでてるようで
彼女は気を使ってくれたみたいだ。



そんな彼女がたまらなく愛おしい。
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