先輩の妹
―
――…
―次の日
「たかー、部活行こうー」
加賀がいつもの調子で言ってくる。
「おー……って、俺今日行けないんだった」
「へ?なんで?」
「委員会」
放課後まですっかり忘れていた。
というか忘れていたかったな、と口に出してから思った。
「たか、何委員だっけ?」
帰る準備を済ませた藍が聞いてきた。
「んー図書委員」
「うわー大変だね、何か手伝う?」
「いや、たぶん大丈夫。ありがとな」
「ううん。いつでも言ってくれていいからね」
「ああ」
藍は優しく笑った。昔から気の効くいいやつだ。