先輩の妹
「んじゃ委員会だって言っとくよー」
「おう、頼むわ」
「じゃ、あたしも帰るね、ばいばい」
「おう、じゃ「…たーかっ!」」
加賀と藍が教室から出ていこうとするとき、俺が前から綺麗だと思ってた声が呼ぶ声が聞こえた。
2人も立ち止まりその声がする方を見たようだ。
教室に残っていた大半のクラスメイトも何人かが俺とその声の持ち主を交互に見ている。
「たかってば!」
「…」
しかし聞こえるはずがない声に俺はかなりの時間で固まっていた。
「たか?椎ちゃん」
加賀が当たり前のように俺の方を見て言う。
…いや、椎なんだけどさ。
藍は驚きを含んだ不思議そうな顔で俺を見ている。
…そうそう。それが正しい反応だと思うよ藍。何で加賀ってこんなときもそんな普通なんだ。