先輩の妹


――…


「……暇!」

「うん」

「……すっごく暇!」

「うん」


俺と椎が図書室の貸出口の当番席についてから30分以上がたった。

今のところ利用者は5人程度。

熱心に調べものをしたり、勉強したりしていてとても静かだ。

誰かが来る様子もない。

とても広く創られた図書室が余計にその静けさを引き立てていた。

俺と椎は入り口すぐの貸出口にだらしなく座っていた。

………暇だ。

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