先輩の妹

――チクッ

「いてっ」

左手に針に刺されるような小さな痛みが走る。

左隣で問題を解いていると思った椎が俺の手にシャーペンをツンツンと刺していた。

「…普通に呼べよ」

「だってぼーっとして寝そうだったから」

「だからって、いてぇし」

そう言って解いている途中の椎のノートに目をやる。

「(…応用になるとダメなのか、)」



「たかの手、オスっぽい」

「……は?」
< 64 / 69 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop