続・私はペットです。雌犬です。

「…心菜」


抱き合っていると、優さんが私を呼ぶ


「ん?」

「………襲ってい?」


へ?


「あの…今すぐ?」

「そ、今すぐ…したい」


耳元で甘く囁く優さん

王子様が狼に変わった瞬間でした


「お風呂入ってないから…嫌だってばー」


必死に抵抗を見せるが、狼王子様には通用しなかった


「じゃ、入ればいい。…一緒に」

「え…?!きゃあ!」


一瞬にして、私はお姫様抱っこされてた

え?!
本当に一緒に入る気?!

慌てる私に気づいているのか、いないのか…

優さんは私を抱えてお風呂場に向かってしまった


明日が休みでよかった…

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