続・私はペットです。雌犬です。
アイドル 桜治優

朝…
昼…?

とりあえず、窓から射し込む光で目が覚めた


「…あれ?」


昨日、同じ布団で寝たはずの優さんの姿がなかった

一部屋しかない私の部屋

見渡して居ないということは、この部屋に居ないってことになる


「優さん…?」


急に不安になる
昨日の出来事は夢だったんじゃないか?って

でも、左手薬指を見て安心した

そこには、ちゃんと昨日の指輪がはまっていた


「…どこに行っちゃったのかな?」


頭を悩ませていると、玄関がガチャリと開いた

びっくりして、玄関に目をやると優さんだった


「あ、起きたの?おはよ」

「おはよう…どこ行ってたの?」

「ん?事務所に呼ばれてた」


あ…
そっか…事務所の規則を破っちゃったんだもんね…

< 133 / 148 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop