HAPPY GO LUCKY!!
こいつ、もしかして小悪魔か?

俺を誘惑してるのもいいところじゃねーかよ。

まあ、受けて立ちますけど?

大人をなめんじゃねーぞ、女子高生が。

「――拓ちゃ…んっ」

振り向いて、穂波の唇を自分の唇でふさいでやった。

そのまま、ベッドに押し倒してやる。

「――ま、待って…」

潤んだ目で、穂波が俺を見あげてきた。

「待つって、何を待つんだよ?

誘ったのは、穂波だろ?」

「――そ…そう、だけど…」

何故か穂波は緊張気味である。

さっきまでの小悪魔的な態度はどこへ行ったのやら。
< 163 / 267 >

この作品をシェア

pagetop