HAPPY GO LUCKY!!
それ以来、俺は酒をひかえている。

まあ、まさかのシチュエーションだったからな。

もう2度と同じ過ちを繰り返さないようにしないと。

そう思っていたけど、とんでもない出来事が俺を迎えた。


それは、4月のよく晴れた日曜日のことだった。

「――ん、だよ…」

ベッドの隣で充電しているスマートフォンに、俺は起こされた。

時間は…って、まだ7時じゃねーかよ。

誰だよ、こんな時間に。

心の中で毒づきながら、
「もしもし?」

俺はスマートフォンを耳に当てた。

その1時間後の8時、俺は高速道路を走っていた。
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