HAPPY GO LUCKY!!
ガラッと、校長室のドアを開けると、
「拓ちゃん!」

「にょへっ!?」

驚きのあまり、俺の口から変な声が出た。

えっ?

えっ?

えっ?

この状況に、俺は訳がわからない。

「――穂波、何で…?」

私服姿の穂波が俺に向かって手を振っている。

俺、春うらら過ぎてとうとう頭がおかしくなったか?

そう思っていたら、
「彼女が今日この学校に転校してきた、江口穂波さんだ」

教頭先生が穂波を紹介した。
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