HAPPY GO LUCKY!!
「あのね、拓ちゃん。
あたし、愛してるのサイン考えたの」
昨日穂波がそんなことを言っていたのを俺は思い出した。
「愛してるのサイン?」
聞き返した俺に、
「あたしが右目でウインクをしたら、拓ちゃんは左手で首をさわるの」
そう言って穂波は左手で自分の首をさわる動作をした。
「…これ、絶対に返さないといけないのか?」
そう聞いた俺に、
「絶対返してくれなきゃ、ヤだからね!」
穂波が言った。
…えーっと、今やるんすか?
穂波が右目でウインクをした。
ああ、今やるそうだ。
「江口先生、どうしました?」
不思議そうに聞いてきた永田先生に、
「ああ、すみません…」
俺は左手で自分の首をさわりながら返事した。
あたし、愛してるのサイン考えたの」
昨日穂波がそんなことを言っていたのを俺は思い出した。
「愛してるのサイン?」
聞き返した俺に、
「あたしが右目でウインクをしたら、拓ちゃんは左手で首をさわるの」
そう言って穂波は左手で自分の首をさわる動作をした。
「…これ、絶対に返さないといけないのか?」
そう聞いた俺に、
「絶対返してくれなきゃ、ヤだからね!」
穂波が言った。
…えーっと、今やるんすか?
穂波が右目でウインクをした。
ああ、今やるそうだ。
「江口先生、どうしました?」
不思議そうに聞いてきた永田先生に、
「ああ、すみません…」
俺は左手で自分の首をさわりながら返事した。