愛かわらずな毎日が。

きゅん。

ドクン。

それとも、………。


心臓がどう反応したのか、表現方法に困ってしまう。

だって。


福元さんのくれた言葉が、くすぐったくて。

苦しくなるほどうれしくて。


単純な言葉では表現が難しいほど、心臓が興奮してる。

だから私は、福元さんの胸に抱きつくようにして回した腕に力を入れた。

福元さんはそれに応えるように私の腕を優しく撫でると、

「だけど。俺が見合いするんじゃないかと誤解したり。不安な思いをさせてしまったのは、俺の気持ちがちゃんと伝わってなかった、ってことだよね」

眉尻を少しだけ下げてそう言った。


「……ううん。私が、」


福元さんのことを信じてあげられなかったり、不安になってしまったのは、私の弱さからくるものだ。


「…………ごめんなさい」

そう謝った私に、福元さんは、

「さみしい、って。足りない、って。
そうやって思ってることを言えずに我慢させてたのは、俺のせいだから」

ごめん、と謝ると、私の額にそっと唇をあてた。

そして。


「心配いらないよ。俺はいつだって、愛のことを想ってる」


耳元で囁くようにそう言うから。

だから。


胸がいっぱいで。

満たされるどころか、破裂寸前のところまで膨らんで。


「………わたし、も」


そう口にするのが精一杯だった。

< 175 / 320 >

この作品をシェア

pagetop