王子様のしつけかた☆
彼は言った。


それも、すごく意地悪そうな顔で。








「あんたは今日から俺のものだ」




「え…?」







夏休み最後の日。



強引にされたキスの感触は、


まだ、はっきりと覚えていた。


それに、すごく甘い感覚も。





その時から、あたしは王子様のものになった。








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