ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
ヒロくん、前からモテていたもんなあ。

女の子への愛想のなさは天下一品なのに、なぜだかヒロくんファンは3年前、本社にも存在していた。

わたしと別れたあとも、きっとそれなりの女の子は何人かいたのかも。

福岡支社の子は本命ではないにしても、ほかに……

だけど。

そういう子が過去にいようがいまいが、今現在、本命の恋人がいようがいまいが、それを知ったところでどうなるものでもないんだよね。


「黙んなよ。そりゃあ俺だって男だし。それなりにいろいろあったつーか……、でもそれだって全部、カホを忘れるためだったんだよ」


もう……

ヒロくんのバカ……

そんな告白聞きたくなかったよ。

自分から手放したとはいえ、そんな事実は知りたくなかった。

いちいちそんなこと言ってなにをしたいのよ。

わたしを忘れるためとはいえ、ほかの女の人を抱いていたんでしょ?

わたしは無理だったよ。

忘れるためにほかの男性とそんなことできなかったよ。
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