ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
あの人たちを殴りたいくらいだった。

本当に悔しくて。

日に日に悔しさの塊が膨張していった。

だけど、それと同時に自分への罪悪感はそれ以上に大きくなる。

わたしはヒロくんの命を危険にさらしたと同時に、会社での評判にまで傷をつけてしまったのだ。



1ヶ月後のヒロくんの退院の日。

お母さんが退院手続きをしている間、病室でヒロくんと二人きりにしてもらった。

そこでわたしは別れを告げた。

怪我を負わせてしまった責任と会社への責任。

わたしなりに考えた結果だった。


『意味わかんねぇ…』

『もう決めたことなの。考えが変わることは絶対にないから』

『話し合いの余地もないのかよ?』

『うん』

『一方的? なんだよ、それ。俺の気持ちは無視なのかよ!?』

『ごめんなさい』
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