ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
◆ ◇ ◆
――2年半前のアパートより広くて立派なお部屋は、ヒロくんが今まで築いてきた功績の証。
そしてこれからもその功績を培っていく人。
それを壊してしまうのが、怖い。
「たったあれだけのことで」
「え?」
「そうだろう? カホはつき合っている男が仕事で失敗をするたびに自分のせいだって言って逃げるのかよ?」
「そういうレベルじゃなかったじゃない」
「怪我なんて別にたいしたことなかっただろ? たかが右肩の骨折ぐらいで、いちいち大袈裟にとらえすぎだったんだよ」
「だって一歩間違っていたら死んでいたかもしれないんだよ!? それを大したことないだなんて」
「悪いけど。あの頃の俺とは違うから」
「ヒロくん……」
「今の俺はそんなミスしない。その程度の男でもねぇし。勝手に俺を死ぬって決めつけんなよ」